カラフルな世界遺産都市グアナファトに行ってきた
メキシコの中央高原にある中世都市グアナファトに行ってきました。
グアナファトはグアナファト州の州都。16~18世紀には銀鉱でさかえ、かつては世界の約3分の1の銀を生産していたそう。そこで得た富のおかげで、町には美しいコロニアル調の建物がいくつも立ち並び、その街並みは「メキシコで一番美しい都市」といわれ、1988年にはユネスコの世界文化遺産として町全体が登録、現在も保護・管理される、世界遺産都市です。
日本からのアクセス
日本からの直行便は出ていないので、乗り継ぎが必要です。レオンとグアナファトの中間にある「レオン・グアナファト・デル・バヒオ国際空港(Bajio/BJX)」が最寄りの空港となります。
メキシコ・シティやティファナからエアロメヒコ航空などで。国際線からだとダラスやヒューストンからアメリカン航空またはユナイテッド航空などからアクセスが可能です。
バヒオ国際空港からグアナファトの中心部はおよそ25㎞ありますが、空港からバスの運行はないのでタクシー(所要時間約30分 400ペソ程度)でのアクセスが最適かと思います。
グアナファトを楽しむなら町の散策がおすすめです。コロニアル調の建物がひしめき合うこの町は、中世の雰囲気を思う存分楽しめます。また、町全体が細い路地で複雑に入り組んでいるのもこの町の魅力の一つ。どこに出るのかわくわくしながら町を散策するのはとても楽しいと思います。
土地勘をつけるコツとしてはフアレス通り(Av.Juarez)という目抜き通りがあるので、そこを中心にイダルゴ市場、ラパス広場、ラウニオン公園の3か所を目印にするとよいです。
これがグアナファトの街並み。
グアナファトは州都ですがとてもこぢんまりとしています。車はどの道もほぼ一方通行。狭い道で迷路のように複雑に入り組んでいますが、その分、気になるお店をたくさん見つけられたり、思いがけず素敵な景色の場所や建物に遭遇したりと、良い街歩きができました。
黄色の建物が目を引く教会バシリカ
グアナファト大学は音楽や演劇の分野で有名なのだそう。
ラパス広場
建物のすき間から現れたカラフルな建物の景色。
プリンシパル劇場。
街歩きの後はグアナファトの「メキシコで一番美しい都市」を一望できるビューポイントにも行ってきました。
ピピラ記念像というところです。
メキシコを代表する大劇場であるフアレス劇場(Teatro Juarez)の裏側にピピラ記念像まで行く、ケーブルカー乗り場があるので、そこから記念像のある丘の上を目指します。先にチケットを買ってケーブルカーに乗るための列に並びます。ちなみに片道25ペソ。
フアレス劇場。この裏にケーブルカー乗り場があります。
丘の上につくと、ピピラ記念像が見えるのでそこへ向かいます。
これがピピラ像。
ピピラはメキシコ独立戦争の英雄です。
ただ、観光客のほとんどは残念ながらこのピピラ像にはカメラを向けていません。
なぜなら、ピピラ像の下に広がっているのはこの景色だから!!
ここに来る観光客の目的はこの景色。
ここではカラフルなコロニアル調の建物がひしめき合う、世界遺産都市グアナファトの町全体が見下ろせます。素敵。
グアナファトに来たからには、ここははずせない観光ポイントです。
ちなみに、グアナファトは古くからあった地下水路や銀の鉱道を地下道として現在も使っているため、街歩きをしていると地下道への入り口行き当たります。
今や道路となって使われている、かつての地下道はこんな感じ。
走行中の車内からとったのでブレブレになっていますが、なんだか洞窟探検隊になった気分で興奮しました。
こんな道が地下ではアリの巣のように広がっています。
地上も地下も複雑に道が入り組んでいてまるで迷路、そしてカラフルな建物と歴史的な教会や劇場がぎゅっと立ち並ぶグアナファトは、わくわくする街歩きが楽しめる世界遺産都市です。