ふわふわな旅行記

旅行で行った先をふわっと紹介するブログです。

シドニー オペラハウスでオペラを観てきました

オペラハウスでオペラが観たい!という事で、シドニーのオペラハウスに行ってきました。

 

オペラハウスとは

オペラハウスは1973年に14年かけて建築された芸術施設です。4つの劇場とレストラン、図書館、アートギャラリーなどが入っています。

 

デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンが設計しました。建築作業に携わるため、シドニーに渡豪しましたが、デザインがら建築工事の難航と、それに伴う費用超過で政府と衝突し、建築途中で本人は帰国してしまいます。

その後本人不在のままオペラハウスは完成しますが、ヨーン・ウツソンが生涯オーストラリアに戻ってくることは無かったそうです。

 

2003年にオペラハウス設計の栄誉をたたえられて、シドニー大学から名誉博士号を授与されましたが、高齢のため本人は来豪できず、代わりに彼の息子がこれを受け取ったのだそうです。

2007年にオペラハウスが世界遺産に登録された翌年、2008年に90歳でヨーン・ウツソンはこの世を去りました。

 

ざっとこんな感じですが、オペラハウスの見学ツアーに参加するともっと詳しく教えてくれます。ヨーン・ウツソンの建築デザインがどのような効果をもたらしているのかななど、知れば知るほどヨーン・ウツソンのすごさに圧倒されます。

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オペラハウスはシドニー空港から電車で約15分で到着します。T8という電車の線で6つ目の駅、サーキュラーキー駅(Circular Quay Station)で降ります。

 

シドニーの電車は2階建て。迷わず2階席へ行きます。
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サーキュラーキー駅の改札を出るとこんな景色が広がります。

オペラハウスは改札を出て海側にあります。駅からもうオペラハウスが大きく見えるので、あとはオペラハウスまで徒歩で歩いていきます。駅からオペラハウスまでは徒歩約5分です。
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オペラハウスです!写真やテレビで何回も見たことはあるけれど、本物を見たときはやっぱり感動します。一人で「おぉ~。」と小さく歓声をあげました。
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シドニー・オペラハウスにはドレスコードがありませんのでラフな感じで大丈夫です。でもTシャツにジーパン、サンダルという人は見かけなかった気がするので、ちょっとだけ気の利いたレストランに行く感じで良いと思います。私はこの時、グレーのワンピースに黒のパンプスとショルダーバッグで行きました。

 

ここはチケットをもぎった後、ホール外のホワイエ。バーカウンターがあり、みなさん開園までシャンパンやらワインなどを飲みながら外の景色を眺めていました。

私も!と思いバーカウンターに近づきましたが、メニュー表に書かれているドリンクがどれも1杯1,000~2,000円くらいしていたので、そのまま外を眺めるふりをして離れました。


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オペラハウスの中から見ていると思うと、外の景色もまた特別な感じがします。
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このオペラハウスのガラス窓、傾斜がついているのですが、これはただのデザインではなくてちゃんと計算されたもの。日の光でガラスが反射しないように角度が計算されているのだそうです。そのおかげで、オペラハウスの内側からの眺めはガラスの反射に邪魔されず、クリアに見ることができます。これは別の日にオペラハウス内の見学ツアーでガイドさんが教えてくれました。
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私の座席は音響さんの隣。こういう機材を使いこなせるなんてかっこいいです。本番が始まったら音響さんの作業の様子も見てみようと思っていたのですが、いざ始まったら舞台の方に集中してしまって、すっかり音響席のことは忘れてしまいました。残念。
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人気の作品だったのでホールは満席でした。確かに。私は「あ。シドニーでオペラ観よ。」っと突然決めて、そのままふらっと来てしまったので(当時メルボルンに住んでいた)、チケット購入もこの2週間くらい前にネットで購入したのですが、その時にはもう数席しか残っておらず連番の席も無かったので。ただ、その後もオペラハウスの公式ページで、いろいろ演目のチェックをしていたのですが、オペラは特に、演目が発表されると早い段階でどの日程も満席状態になっていました。

 

演目によるとは思いますが、目的の公演のチケットが販売開始になったらすぐに手配をした方がよさそうです。特に複数人で連番席をご希望の方は。
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オペラ終了後のホール。

この座席は長時間座っていても体に負担がかからないように作られているのだそうです。
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オーケストラピット
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オペラハウスでオペラを観れたことは私にとって最高の思い出になりました。また機会があったらぜひ行きたいなと思います。

 

こぼれ話。

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オペラハウス、遠くからみると真っ白に見えますが、実は近くで見ると、このように2色のタイルが使われています。このタイルは特殊な加工をされているので、汚れは雨で十分流れてしまうのだそうです。40年間で屋根の掃除は2回しか行われていないそう。