ねずみ料理に遭遇。行って分かったペルーの食文化
ペルーのクスコに行った時の話。
それまでアジアから出たことが無かった私にとって日本の反対側にある国は、地理の教科書やテレビの旅番組でしか見たことのない国でした。
実際に行ってみると、当たり前ですが建物も気候もお店に並んでいる商品も日本と全然異なりました。特に食文化がまったく違うことは本当に遠くまで来たんだなーと思わせる一番の要因でした。
…だってねずみなんだもん!
というわけでペルー、クスコに行った時の旅行記です。
クスコはペルー南部の標高3,400mの高所にあります。かつてはインカ帝国の都でした。太陽神の子とされる皇帝が治めていたインカ帝国は世界の中心とされていたそうです。なのでクスコという意味はケチュア語で「へそ」を意味します。
その後、スペイン人によってインカ帝国は滅亡させられてしまいますが、今でもインカ帝国の末裔たちに栄光の日々は脈々と息づいていて、毎年6月24日には太陽の神をあがめる盛大な祭りであるインティ・ライミが開催され、各地から人々が集まってきます。
クスコの街並みはインカ時代の美しく精巧な石組みとスペインのコロニアル調の建築物が融合されており、1983年12月9日に文化遺産として登録された世界遺産都市です。
ここまでのアクセス
【バス】
リマからクスコまで約20~22時間
リマのGran Terminai Terrestreというバスターミナルから乗車。
・Oltursa(オルトゥルサ)
・Cruz del sur(クルス・デル・スル)
この2つのバス会社は安全、綺麗、安いということで有名。
【飛行機】
リマからクスコまで約1時間程度
・ラタム・エアラインズ
・チリ・ペルビアン航空
・LCペルー・アビアンカ航空
・ビバエアペルー
・スター・ペルー
以上計6社の航空会社が運行しています。
リマは標高0m。そこから標高3,400mのクスコまで行くので、高山病予防に時間を掛けて徐々に登っていくバスで高地に身体を慣らす・という方法をとる方もいらっしゃるようです。
私は飛行機でクスコに行きましたが、飛行機を降りると標高の高さはすぐに感じました。私の場合頭痛はありませんでしたが、高地に慣れるまでずっと息切れをしていました。酸素が薄かったんですね。数歩ごとに深呼吸、立ち止まっては深呼吸…そんな感じでした。夜の町も見て回りたかったのですが、すぐ息が上がって疲れてしまう状態だったのでホテルでおとなしくしていました。
スターバックス(実はクスコにスターバックスがある)の甘いカフェラテとホテルにあったカモミールティーを飲んでから体が楽になった気がします。次の日は元気でした。
クスコの気温
4~9月が冬季、10~3月が夏季です。南半球なので日本と季節は逆になります。
冬季は最高気温が20度前後、最低気温は1,2度です。
夏期は最高気温が22度前後、最低気温は10度前後です。
夏期は雨が降りやすいので雨具があると良いです。
標高が高いので、日差しが強いです。サングラス、日焼け止め、帽子があると良いかと思います。
アルマス広場を中心に街歩きをしました。石畳とスペイン人が建てた教会などが綺麗でした。
街中にはもふもふのアルパカもいて南米に来たんだなーという感じになりました。街にいるアルパカは記念写真用のビジネスアルパカ。お仕事中です。
さて初南米で日本との文化や気候の違いを楽しんだ後、一番世界の反対側に来たんだ!実感することがありました。それがペルーの食文化。
お腹ぺこぺこでレストランに入りおすすめを頼んで出てきたのがこれ。
ね、ねずみぃー!バァァァァン。
まったく下調べもせずペルーに行ってしまったので、ビビりました。
インカポテトとビーフとねずみ。
もしくはインカポテトとチキンとねずみ。
何回見ても鉄板にねずみさんが乗っています。
これ、ペルーの名物料理、「クイ・チャクタード」というそうです。クイのまる揚げ。
まる揚げにされているこのねずみはクイと呼ばれるテンジクネズミ。モルモットの一種です。標高の高い所に生息するクイはアンデス山脈の高地で貴重なタンパク源として昔からその地方の人々に食べられてきたそうです。この料理、ペルーの田舎の人にとっては誕生日やお祭りなどのお祝いの席で食べる特別なものなのだそう。ただペルーの人でも可愛いクイは食べられない。という方もいらっしゃるようです。
…基本一匹まるまる姿揚げだそうです。
味は鶏肉です。一匹は一人では多いので複数人で分けた方がいいかなと思いました。アツアツの内は臭みはないのですが、冷めてくると出てきます。だからかな。このクイ・チャクタードにはクイのお腹の部分にハーブが詰められていました。冷めてしまう前に食べきってしまうのがよいかと思います。皮はこんがりパリパリでした。
かなり衝撃的でしたが、環境によっては、おおぅ。と思うものもその土地の人にとっては生きる糧として貴重な食糧です。たまたま日本では縁がなかっただけで、日本だって気づかないだけで他の国からしたらかなり衝撃的なものを普通に食べているはず。日本を離れてみることでこうした食文化の違いも学べるので、海外に出かけるときはこういうところにポイントをおいてみるのもいいかもしれません。
ペルーのクイ、ありがたく全部いただきました。ごちそうさまでした。
シンガポールの夜景は異世界。ナイトクルーズでシンガポールの夜景を一気に楽しむ。
観光に力をいれているシンガポール。マリーナ・ベイエリアには近未来型の建物や最新鋭の植物園など、わくわくさせてくれるような見どころがたくさんあります。
昼間の景色もさることながら、夜の景色はもっと魅力的。でもどこが絶景ポイントなのか、シンガポールビギナーの私にはわかりません。そこでナイトクルーズでシンガポールの夜景を楽しむことにしました。
ナイトクルーズはクラークキーから発着しています。
クラークキーへのアクセス
MRT(地下鉄)のクラークキー駅(Clarke Quey)、出口B,Cから徒歩5~10分です。
川沿いにチケットボックスがあるのでそこでクルーズのチケットを購入しました。
クルーズは種類あるようで、スタンダードなものとナイトクルーズ(レーザーショー付き)のものがあります。私は後者を選択。大人1名、S$38.00でした。
レーザーショーとはマリーナベイ・サンズが定刻になると行うものです。
通常のクルージングは20~30(9am~10:30pm)分間隔で運行しているようですが、このレーザーショー付きナイトクルーズは7:30pm,8:30pmの出発のみだそうです。
この船に乗って出発です。
結構人気です。カップル多し。そうよねー。
個人的に左側がおすすめのような気がします。なぜなら、レーザーショー中、ビューポイントで船が止まってくれるのですがそのときに左側がちょうどマリーナベイ・サンズ側を向いているから。
とはいえ、1度しか乗船していないので確信は持てませんが。
クラークキーを出発し、マリーナベイ・サンズに向かいます。レストラン街のを抜けていきます。中華系が70%を占めるシンガポール、レストランもチャイニーズ系が多く、レストラン街の夜景も店先の赤い提灯が独特の雰囲気を出していました。レストランから聞こえる楽しそうな笑い声もナイトクルーズを楽しませてくれます。
マリーナベイにでるとこんな感じ。ローカルな雰囲気から急に近未来な夜景が広がります。異世界感がすごい。空飛ぶ車が似合いそうです。
船がポイントで止まってからしばらくしてレーザーショーが始まりました。
かっこいい音楽と共にマリーナベイ・サンズからレーザーショーがバシバシ光を放ち動き出します。ライトアップの光の色も変わり、下では噴水もド派手に水を噴射します。
熱帯夜で寒くないはずなのに、鳥肌が何回かたちました。すごかった。
マリーナベイ・サンズの下には見物客でごった返していました。皆、顔を真上にあげています。すこし値段が高いですが、ゆったり座って見やすい位置からレーザーショーが最初から最後までみられるので、このクルーズに乗船してよかったと思いました。このショーは少し離れたところから見た方が全体が綺麗に見れるので正解かなと思います。
ショーが終わると帰路にはいります。ショーの余韻に浸りながら、シンガポールの街中の夜景を静かにと眺めます。
写真の向きが修正できなかったので横のままですが、夜のマーライオン。ちょうどこの日から「I Light Marina Bay」というイベントが開催されていて、マーライオンがプロジェクションマッピングで華やかになっていました。
オフィスビルがシンガポールの夜景をスタイリッシュにさせています。
シンガポールの中華系ローカルな飲食店あたたかい雰囲気の夜景と近未来でスタイリッシュなクールな雰囲気の夜景、そして極め付きのマリーナベイ・サンズのレーザーショー。夜景のいいとこ取りをしてくれるナイトクルーズ、夜風に吹かれながらゆったり楽しむことができたので大満足です。
Singapore River Cruise
URL:https://rivercruise.com.sg/
※チケットボックスで購入の際、現金払いのみとなります。
シンガポールでマーライオン。子マーライオンも実はいる。
シンガポール観光といえば、はずせないのがマーライオンを見ること。
テレビ、雑誌、ネットでシンガポールを取り上げる時に必ず取り上げられるマーライオンを見に行ってきました。
ここまでのアクセス
マーライオンはマーライオンパーク(Merlion Park)というところにあります。
地下鉄(MRT)のラッフルズプレイス(Raffles Place)駅から徒歩10分程の場所にあり入場料はありません。オフィスビル街を抜けてレストランやカフェが連なる場所にマーライオンは立っています。
1.改札を出たら右、エスカレーターを上ってHの出口。
2.地上に出たらすぐ左に曲がり(ななめ左ではない)、まっすぐ進みます。
3.大きな通りに出たら渡り、階段を下りれば到着です。
こんな感じでたどり着けます。
マーライオンとは
シンガポールの伝説上の先住動物です。
その伝説とは、遥か昔マレー人の王族がシンガポールを発見した時に、この地を治めていたのが頭がライオン、体は魚の動物。それを見たマレー人の王族たちはこの土地をライオン(Singa)の都市(Pura)という意味で「SingaPure(シンガプーラ)」と名付け先住動物マーライオンを国の守り神として祭ったというものです。
さてマーライオン。像の周りは観光客でいっぱいです。「口から水を噴射するマーライオンと私」というテーマで皆それぞれ創造性豊かなポーズで写真を撮っています。
空に向かって大口を開けて体をのけぞっているおばちゃん、控えめに胸のあたりで両手を合わせて器の形を模し、マリーナベイ・サンズに背を向けて静かにたたずむお姉さん。そして彼女たちにカメラのファインダー越しに激しくポージングの指示を出している男性陣等、なかなかにぎやかです。
マーライオンからはシンガポールの超高級ホテル、マリーナベイ・サンズが見えます。横にある蓮の花のような白い建物はアート・サイエンス・ミュージアムという博物館だそうです。この文の最後にURLを貼っておきます。行けばよかった。面白そうです。
マーライオンの横に見える、トゲトゲの丸い建物は劇場だそう。ここでコンサートやオペラ、演劇、ミュージカルが観劇できるそうです。シンガポールの国民的フルーツ、ドリアンをイメージしているのだそう。シンガポールのオペラハウスです!
いーなー、マリーナベイ・サンズ。あんなところに泊まって、宿泊者しか行けない最上階のプールで泳いでみたい。とズームで憧れの超高級ホテルを激写。
ひとしきりマーライオンとその周辺の近代的なデザインの建物を楽しんだ後、少し喉が渇いたのでコンビニに向かって歩き出したら、
なんかおった。
あ、あれ?これもマーライオン?本物??シンガポールにマーライオンの像は1体しかないと思って生きてきたので、まさかのもう1体に頭がまっしろに。
実はマーライオン、シンガポールに5体あるのだそうです。メインのマーライオンの他、背後にあるこのマーライオン、セントーサ島の一番巨大なマーライオン(登れる)、マウントフィーバーの山頂にあるマーライオン、観光庁の敷地内にあるマーライオン。いろんなところにいるらしいのでマーライオン巡りをしても面白そうです。
ちなみにメインのマーライオンのすぐ背後にいるこのマーライオン、小さくてかわいいです。子マーライオンかな。周りではちびっこたちがはしゃぎ回っていました。
このとき遠隔操作でオーストラリアからシンガポールビギナーの私に観光スポットの指示を出してくれていたシンガポール人の友人に、「子マーライオン見つけたよ」と写真を送ったら、
「なにそれ!どこで?!」と大興奮していました。
…おや?
本当にこいつはシンガポール人なのか?と疑った瞬間でした。
シンガポールのマーライオン、背後にある子マーライオンにも会いに行ってみてください。
マーライオンパーク(Merlion Park)
営業時間:24時間(23時に口からの水噴射は止まります)
住所:21 Esplanade Dr Singapore 038980
入場料:無料
アートサイエンスミュージアム(Art Science Mueseum)
※マリーナベイ・サンズ横の蓮の花のような建物。
沖縄・波照間島の海が凄すぎた。
「果てのウルマ(サンゴ礁)の島」が語源となっているそうです。
島の周囲は約14kmなので2時間あれば自転車で島を1周できてしまいます。
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波照間島へのアクセス
波照間島に空港があるのですが現在は航空便が就航していないようなので船便のみです。石垣島の離島ターミナルから高速船で移動となります。
所要時間はおよそ1時間。
私が乗船したのはこちらの安栄観光さんの定期高速便です。
波照間島行の高速船は外洋に出るので、黒島を通り過ぎたあたりから波が高く船が大きく揺れます。心配な方は酔い止めを用意した方がよさそうです。
私は行も帰りも乗船してすぐに寝てしまったのでほとんど揺れはわかりませんでしたが、一瞬大きな揺れで目が覚めました。ガッタン。という感じのちょっと腰が浮くような揺れで乗客が「おぉー」と声をあげてびっくりしていた気がします。
船の後方通路側は揺れが少ないようなので、そのあたりに座るのもいいかもしれません。
波照間島の見どころ
波照間島の見どころは海と星空です。波照間島の海の色は”ハテルマブルー”と呼ばれ、その美しさは八重山諸島(石垣島、西表島、竹富島、与那国島 等)でナンバーワンともいわれています。
私もこの時石垣島、西表島、竹富島でいくつも素晴らしい海を巡りましたが、波照間島のニシ浜の海と竹富島のコンドイ浜の海の美しさが今も強く印象に残っています。その時に撮ったニシ浜とコンドイ浜の写真を今でも海外の友達にこれ見よがしに見せては、どうだ日本の海はすごかろうー。とお国自慢をしています(笑)
また波照間島の夜空は星が満天に輝きとても綺麗なようです。好条件では南十字星も観測できるそう。私は日帰りだった為、星空は見ていません。いつか見たいなと思っています。
波照間島についた後は船のターミナルにあるレンタルサイクルで自転車を借りて島をサイクリングしました。
これは高那崎にある観測タワーです。あたりに建物や街灯がないので美しい海岸線が一望できました。このタワー内にはプラネタリウムをはじめ、資料室や天体ドームがあるようで屋上では実際の夜空で星座解説なども行われているらしいです。
そしてこれがニシ浜。ハテルマブルーが白浜によく映えます。
この後、海外の美しい海に数か所行きました。どこも白浜に透明度の高い青い海で大変美しかったのですが、このハテルマブルーの海が凄すぎて、波照間島と竹富島の海には敵わないなぁといつも思っていました。
私が波照間島に行ったのは11月の中旬でした。関東ではもうコートが必要なくらいの寒さでしたが、ここはまだ余裕で泳げる温度だったので、水着を持ってくればよかったねぇと仲間内で話した記憶があります。しかも観光シーズンではなかったようで(11月あたりは台風の影響で高速船の欠航率が高い)観光客も少なく、のんびり過ごすことができました。自転車で島を巡っているときも出会うのはヤギくらい。まったく人に会いわず、ニシ浜も私たちの他にいたのはこの1組だけで貸し切り状態でした。
波照間島の観光ベストシーズン
波照間島の観光シーズンは7~8月頃です。シーズン関係なく観光客が訪れるようですが沖縄らしい南国の雰囲気を楽しむならこの時期がおすすめ。シュノーケリング、海水浴をメインにするなら最適なのでは。日差しも強めです。
また梅雨明けの4~5月も一年の中で高速船の欠航率が低いらしいのでおすすめ。しかもこの時期は南十字星の南中時刻が22~24時になるのだそうです。また最高気温も25~28度と快適です。水温は22~26度くらいらしくこの時期の海水浴はウェットスーツやTシャツを着て海水浴をされる方が結構いらっしゃるようです。
3月中旬頃に海開きになるようですが、暖かい日を除くと平均気温は20度前後の為、夏に比べるとまだ少し肌寒く感じるそうです。
逆に7月中旬~10月は台風の影響で高速船の欠航率が高めです。
11~2月もミーニシと呼ばれる冬季特有の新北風の影響で欠航率が高いようです。
私が八重山諸島を旅行していたのは11月でしたので天候を見て当日の朝に波照間島行きを決めました。(行けなかった場合は黒島に行こうとしていました。)
日本最南端の島の海は本当に美しすぎて凄かったです。正直私の中でほかの国のどやさ!と言わんばかりのアピール力が高いゴキゲンなビーチがかすんでしまうほど。おしとやかにゆったりとした時間が流れる波照間島のハテルマブルーの海はおそらくこの先も私の中で一番の海です。
カーネルサンダースも食べた!オーストラリアのシドニーで食べたいB級グルメビーフパイ。地元で超有名店のビーフパイ「タイガー」とは
オーストラリアに来たからにはローカルフードが食べたい!と思われる方が多いはず。
とはいえ、オーストラリアは移民で出来上がった国なので、オーストラリア発祥というローカルフードはあまり聞きません。
そのかわり、オーストラリアは肉や魚介類、果物などが豊富なので、オーストラリア産の素材を使ったフィッシュアンドチップスやステーキ、フルーツサラダやワインが楽しめます。
そのなかの一つ、 オーストラリアの人々が好んで食べるのがミートパイ。オージービーフをふんだんに使ったビーフパイは絶品です。オーストラリアではミートパイを扱うお店をよく見かけるのでミートパイはもはやオーストラリアの国民食、はたまたローカルB級グルメと言ってもよいのではないでしょうか。
シドニーにはこのミートパイで有名なお店があるので行ってきました。
お店の名前は「ハリーズ・カフェ・ド・ホイール(Harry’s Cafe De Wheels)」。
本店はウルムルーにあり1945年から開業しています。もともとは移動販売車であったことから、お店の名前にホイールがついているのでしょう。もちろんオーストラリアの人々に人気ですが、海外の人々からも人気のお店で過去にはケンタッキー・フライド・チキンのカーネルサンダースも訪れています(本店にカーネルサンダースがパイをほおばる写真あり)
ウルムルーにある本店は少しシティから離れているので、今回はシティ内にありアクセスもよいヘイ・マーケット支店の方に行ってきました。
セントラル駅から徒歩5~10分程の場所にあります。
セントラル駅前のベルモアパークを抜け、ヘイ・ストリートに出たら左に曲がって歩くと右手に見えてきます。
このお店の看板メニューはこの「タイガー(Tiger)」というビーフパイです。
アツアツのビーフパイの上にマッシュポテトとマッシュグリーンピースが(mushy peas)もこもこっ。とのっていて、グレイビーソースがたっぷりかかっています。
ポテトとグリーンピースのマッシュがもったりとビーフを包み込んでかなりボリューミーです。そこにグレイビーソースのこってり感が加わって、空腹時にがつがついける感じです。1個でお腹いっぱいになります。
お店の看板ミートパイ「タイガー(Tiger)」
ハリーズカフェはミートパイとホットドッグの2種類のみ扱っていますが、メニューは豊富です。タイガーの他にも以下のようなものがあります。
【ミートパイ】
・パイ&ピース
・パイ&マッシュ
・パイ&ソース
・チキン&マッシュルームパイ
・ビーフパイ
・カレーチキンパイ
・べジパイ
・ビーフ&マッシュルームパイ
・リーンビーフ(赤身牛肉)&カレーパイ
など…
【ホットドッグ】
・プレーンホットドッグ
・ホットドッグ・ド・ホイールス
・チリドッグ
・ローストチキンロール
など…
Harrys' Cafe De WheelsのHPより引用
ここで紹介したのはシドニーのハリーズカフェですが、オーストラリアではこのお店だけでなく本当にどこでもミートパイを気軽に食べることができます。オーストラリアに訪れた際はオーストラリア人がこよなく愛するミートパイを食べてみてください。さらにそこがシドニーだった場合はぜひ、超有名店のハリーズカフェで看板メニューのビーフパイ「タイガー」をお試しください。
Harry's Cafe De Wheels
【ウルムルー本店】
住所
Corner Cowper Wharf Roadway and Dowling Street Woolloomooloo
NSW 2011
電話番号
(02) 9357 3074
営業時間
Monday
8.30am – 1.00am (next day)
Tuesday
8.30am – 1.00am (next day)
Wednesday
8.30am – 2.00am (next day)
Thursday
8.30am – 2.00am (next day)
Friday
8.30am – 3.00am (next day)
Saturday
9.00am – 4.00am (next day)
Sunday
9.00am – 1.00am (next day)
【ヘイ・マーケット支店】
住所
Hay Street (near crn of George)
Outside Entrance of Capitol Square Shopping
Centre – Next to Paddy Maguires Pub
Haymarket, NSW 2000
電話番号
(02) 9281 6292
営業時間
Monday
8.30am – 10.00pm
Tuesday
8.30am – 10.00pm
Wednesday
8.30am – 12.00am (next day)
Thursday
8.30am – 12.00am (next day)
Friday
8.30am – 2.00am (next day)
Saturday
9.00am – 2.00am (next day)
Sunday
9.30am – 10.00pm
食べたら病みつき?!辛さが度を超えてやばい韓国のインスタントラーメン
オーストラリアに住んでいた時に韓国の友達から紹介されたインスタントラーメンがあります。それは「불닭볶음면(プルダックポックンミョン)」というもの。
韓国で激辛インスタントラーメンとして大人気なのだそうです。
불(プル)火、닭(ダック)鶏、볶음(ポックン)炒める、면(ミョン)麺
という意味なのだと友達に教えてもらいました。
一緒に食べようよ!というお誘いをいただき、アジアの食材を扱っているアジアンスーパーマーケットへ。並んでいましたプルダックポックンミョン。数あるアジアのインスタントラーメンの中でもひときわなんだかやばそうなパッケージ。
これこれー!ときゃっきゃしながら私の分まで取ってくれる素敵韓国女子。
あとこれもね☆と牛乳を買うことをおすすめしてくれました。
牛乳、必要らしいです。
理由は、空腹のまま食べると、胃をやられるから☆とのこと。
なので韓国の人たちはこのインスタントラーメンを食べる前にヨーグルトや牛乳を飲んで、胃をちょっと守っておくのだそう。
お、おそろしー!どんだけ辛いんだ。。
これがそのインスタントラーメン。プルダックポックンミョンです。
作り方は簡単。
お湯を注いで3分待ち、湯切りをしてから付属のタレときざみのりとごまを入れて混ぜるだけ。
こんな感じです
おそるおそる一口。
お!なんかおいしいかも。と思ったのもつかの間、口の中が一気に痛くなりました。
あっ!!がー・・・!いつまでも口の中に入れておくと、痛く苦しいだけなので急いで飲み込みましたが、体のどこを通って行ったのかわかるくらい体の中がヒリヒリします。
味、痛い。(笑)
前を見ると素敵韓国美女二人も、AAAaahhhhー!と顔をしかめています。辛さに強い国の人たちでさえも、こんなになってしまうのか。でもなんだか楽しんでそう。
こんな攻撃力の半端ないプルダックポックンミョン、信じられないかもしれませんが、けっこう病みつきになります。辛いし痛いのですが、唐辛子の辛さとごま油が、良い後味を残してくれるのです。箸が止まることなく、一気に完食してしまいました。
食べた後は唇がしばらく痛いのと、胃が熱いですが、数日経つとあの味と辛さが恋しくなってきます。実際そのあとしばらくプルダックポックンミョンは私の常備食となりました。
ちなみに、プルダックポックンミョンは味の種類がいくつもあります。
水色のは、ゆでた麺を冷水で冷やして食べる、冷やしプルダックポックンミョン。冷やしているからちょっと辛さが軽減されるかな、と思いましたが、逆にスタンダードより辛かったです。
私のお気に入りはこのムラサキのバージョン。麻辣味。
これはかやくに青菜、肉、しいたけが入っていました。先に麺とかやくを5分ゆで、湯切りをしてから麻辣ソースを絡めます。
これ、舌がしびれます。四川風をマーボー豆腐と同じ感じです。でも花椒の香りが、しいたけや青菜とうまく混ざっていてうま味を引き出してくれます。これは本当に好きでよくパックで買っていました。
実はただでさえ激辛なプルダックポックンミョン、辛さ2倍があります。
ただの興味本位で買ってみたものの、さすがに勇気がでず、未だに開封せずに半年ほど棚の片隅で眠っています。一人では到底食べきれそうにないので、いつか勇気ある友達と食べてみたいと思っています。。。
日本でも普通のスーパーにはおいてありませんが、新宿・新大久保のアジアンマーケットで見つけた事があるので、購入できます。
見つけたら、挑戦してみてください。
シドニー オペラハウスでオペラを観てきました
オペラハウスでオペラが観たい!という事で、シドニーのオペラハウスに行ってきました。
オペラハウスとは
オペラハウスは1973年に14年かけて建築された芸術施設です。4つの劇場とレストラン、図書館、アートギャラリーなどが入っています。
デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンが設計しました。建築作業に携わるため、シドニーに渡豪しましたが、デザインがら建築工事の難航と、それに伴う費用超過で政府と衝突し、建築途中で本人は帰国してしまいます。
その後本人不在のままオペラハウスは完成しますが、ヨーン・ウツソンが生涯オーストラリアに戻ってくることは無かったそうです。
2003年にオペラハウス設計の栄誉をたたえられて、シドニー大学から名誉博士号を授与されましたが、高齢のため本人は来豪できず、代わりに彼の息子がこれを受け取ったのだそうです。
2007年にオペラハウスが世界遺産に登録された翌年、2008年に90歳でヨーン・ウツソンはこの世を去りました。
ざっとこんな感じですが、オペラハウスの見学ツアーに参加するともっと詳しく教えてくれます。ヨーン・ウツソンの建築デザインがどのような効果をもたらしているのかななど、知れば知るほどヨーン・ウツソンのすごさに圧倒されます。
オペラハウスはシドニー空港から電車で約15分で到着します。T8という電車の線で6つ目の駅、サーキュラーキー駅(Circular Quay Station)で降ります。
シドニーの電車は2階建て。迷わず2階席へ行きます。
サーキュラーキー駅の改札を出るとこんな景色が広がります。
オペラハウスは改札を出て海側にあります。駅からもうオペラハウスが大きく見えるので、あとはオペラハウスまで徒歩で歩いていきます。駅からオペラハウスまでは徒歩約5分です。
オペラハウスです!写真やテレビで何回も見たことはあるけれど、本物を見たときはやっぱり感動します。一人で「おぉ~。」と小さく歓声をあげました。
シドニー・オペラハウスにはドレスコードがありませんのでラフな感じで大丈夫です。でもTシャツにジーパン、サンダルという人は見かけなかった気がするので、ちょっとだけ気の利いたレストランに行く感じで良いと思います。私はこの時、グレーのワンピースに黒のパンプスとショルダーバッグで行きました。
ここはチケットをもぎった後、ホール外のホワイエ。バーカウンターがあり、みなさん開園までシャンパンやらワインなどを飲みながら外の景色を眺めていました。
私も!と思いバーカウンターに近づきましたが、メニュー表に書かれているドリンクがどれも1杯1,000~2,000円くらいしていたので、そのまま外を眺めるふりをして離れました。
オペラハウスの中から見ていると思うと、外の景色もまた特別な感じがします。
このオペラハウスのガラス窓、傾斜がついているのですが、これはただのデザインではなくてちゃんと計算されたもの。日の光でガラスが反射しないように角度が計算されているのだそうです。そのおかげで、オペラハウスの内側からの眺めはガラスの反射に邪魔されず、クリアに見ることができます。これは別の日にオペラハウス内の見学ツアーでガイドさんが教えてくれました。
私の座席は音響さんの隣。こういう機材を使いこなせるなんてかっこいいです。本番が始まったら音響さんの作業の様子も見てみようと思っていたのですが、いざ始まったら舞台の方に集中してしまって、すっかり音響席のことは忘れてしまいました。残念。
人気の作品だったのでホールは満席でした。確かに。私は「あ。シドニーでオペラ観よ。」っと突然決めて、そのままふらっと来てしまったので(当時メルボルンに住んでいた)、チケット購入もこの2週間くらい前にネットで購入したのですが、その時にはもう数席しか残っておらず連番の席も無かったので。ただ、その後もオペラハウスの公式ページで、いろいろ演目のチェックをしていたのですが、オペラは特に、演目が発表されると早い段階でどの日程も満席状態になっていました。
演目によるとは思いますが、目的の公演のチケットが販売開始になったらすぐに手配をした方がよさそうです。特に複数人で連番席をご希望の方は。
オペラ終了後のホール。
この座席は長時間座っていても体に負担がかからないように作られているのだそうです。
オーケストラピット
オペラハウスでオペラを観れたことは私にとって最高の思い出になりました。また機会があったらぜひ行きたいなと思います。
こぼれ話。
オペラハウス、遠くからみると真っ白に見えますが、実は近くで見ると、このように2色のタイルが使われています。このタイルは特殊な加工をされているので、汚れは雨で十分流れてしまうのだそうです。40年間で屋根の掃除は2回しか行われていないそう。